妊娠中はカフェインを摂取してはいけませんとされていますが、妊活中はどうなのでしょうか?
そもそもコーヒーやお茶などに入っているカフェインは身体を冷やす作用があると言われています。
つまり、妊活の一番の大敵である『冷え』を招いてしまうのです。
冷えはホルモンバランスを崩し、免疫力を弱め、妊娠しにくい身体を作ってしまいます。
では、ホットで飲んだら大丈夫じゃない?
と、思われる方も結構いらっしゃいますが、ホットで飲んでも身体を冷やしてしまいます。
それは温度に関係なく、カフェインという成分は身体を冷やす成分だからです。
ですので、妊娠中、妊活中に関わらずカフェインはなるべく摂らない事がスムーズに妊娠に繋がります。
1杯くらいならいいや、と思われている方もいらっしゃると思います。
確かに1日1杯くらいでしたら妊活には大した悪影響は及ぼしません。
しかし、その1杯を続けていくうちに、2杯も3杯も変わらないと勘違いしてしまい、カフェインが知らず知らずのうちにどんどん増えてきてしまう人が沢山います。
妊娠したらどうせ飲めなくなりますので、妊活中から少しずつ量を減らす努力をしていくことをオススメします。
妊娠してから急にやめようと思ってもなかなかやめられないものですし、やめれたとしてもかなりのストレスになってしまいます。
そうなれば本末転倒になってしまうので妊活中から頑張りましょう!!
妊活ではまず、兎にも角にも『基礎体温』を測る事が基本中の基本です。
基礎体温を測ってわかる事とは、
①妊娠しやすい日が事前にわかる
②妊娠したかどうかが早めにわかる
③体調の弱点がすぐにわかる
まずは小数点2桁まで測れる体温計を準備しましょう。
毎朝起きてすぐに測りましょう。
トイレに行く前、ベッドの中で目が覚めたらすぐに測る週間をつけましょう。
あくびでも朝一の体温は変わってしまうので注意してください。
(よく使われているのは、『テルモの電子体温計「WOMAN℃ ET-W520DZ」
』が便利なのでオススメです)
これを毎日グラフに記録し続けていくと妊娠の準備ができている健康な方は下記のようなグラフが出来上がります。
(エクセルでつけてもよいのですが、『基礎体温表』をダウンロードしておくと便利です)

このグラフの形でわかるように高温期を低温期がはっきり分かれている事がわかります。
低温期から高温期へ移る際には0.5度前後体温が上がります。
グラフのように低温期が2週間、高温期が2週間の場合は妊娠しやすい体調です。
もし、低温期と高温期のどちらかが長すぎたり短すぎたりすると、どこかに異常がある兆候となりますので見極めましょう。
妊活中でも風邪は大敵です。
妊活中、妊娠中、共に薬には多かれ少なかれ副作用があります。
もし、自力で解決できないようであれば、まずはかかりつけの産婦人科に相談しましょう。
なるべく副作用の少ない薬を処方してくれる場合もあるようです。
市販薬であれば、裏の説明を良く読んでください。
もし、妊婦へ服用の説明書きがあるようであれば、飲まない方が賢明です。
もし、説明書きがなければ、飲んでもかまいませんが、あまりオススメできません。
風邪をひいてからでは遅いので、まずは普段から免疫力を高める努力をしておきましょう。
一番手っ取り早いのが基礎体温を上げる事です。
体温が1度上がれば身体の免疫力が60%アップすると言われています。
妊活中であれば、普段から半身浴、足湯、しょうがの入っている食べ物を食べ、睡眠を良くとりましょう。
しかし、努力しても風邪をひいてしまった場合には、まず自力で治す事を考えましょう。
薬に頼るのはあくまでも最終手段だと考えましょう。
風邪をひいてしまったらペットボトル、できれば保温タイプの魔法瓶がよいのですが、温めたスポーツドリンクを入れておき、枕元に準備します。
これを大量にのみましょう。
スポーツドリンクは体液に最も近い液体のため、利尿作用があります。
風邪の毒は尿になって排出されるデトックス手法です。
早く治すコツは喉が乾いてから飲むのではなく、もう飲めないと感じてももう少し飲むことです。
また、首の両側、両脇、股間には大きな血管がありますので、ここを湯たんぽなどで温めることにより、免疫力を高めることができます。
一時的に熱が上がりますが、汗をかいたらすぐに下がります。
口に入れるものでは、しょうがホットコーラがおすすめです。
コップにコーラとしょうがをすりおろしたものをいれてレンジでチンしたものです。
コーラは栄養価が高く、しょうがは血流促進してくれるので大変効果が高いです。
インフルエンザでなければこの方法で治しましょう。
妊活中に葉酸を摂ってはダメだという意見があるようです。
これは、誤解だと思うのですが、
厚生労働省は妊娠したら葉酸を大量に摂る事をオススメしていることは事実です。
胎児の異常発達や流産の確率を下げると言われています。
では、妊活中に摂取してはダメなのか?
そんな事はありません。
葉酸は水溶性ビタミンであり、厚生労働省からは摂取上限量は定められていません。
水溶性ビタミンは過剰だと尿として排出されますので、いくら摂っても問題ありません。
ですのでダメではありません。
ただし、妊活している人にとって有効か?
と聞かれれば、あまり効果はありません。
葉酸は妊娠中以外での効果としては、血圧を正常に保つ効果が認められています。
葉酸は妊活中に摂取しても、しなくても問題はありません。
ただし、妊娠したと判明するまで時間差がありますので、妊娠中全ての期間で葉酸を摂取しておきたいという方には良いかもしれません。
通常の食事ではほうれん草に多く含まれるといわれています。
ただし、妊娠中は1日440μg以上摂取を推奨されているのに大してほうれん草には210mgほどしかありません。
ですので、妊娠中はサプリで摂取することが最も理想だと言われています。